研究内容

浜村研究室では次世代の高速かつ高品質な通信のための研究を行っています.

アンテナフィードバック符号化方式

無線通信システムは, マルチパスによるシンボル間干渉や多元接続による他局間干渉の発生により, 条件によっては著しく性能が低下してしまいます.

浜村研究室では, 受信機が持つ適応フィルタにより信号波形を生成し, それを送信機にフィードバックして拡散系列として用いることで通信路情報を知ることなくシンボル間干渉や他局間干渉の影響を大幅に低減することができるフィードバック符号化方式について研究しています.

 

アンテナ高密度マルチキャリヤ信号・変調

携帯電話やインターネット, 無線LANなどの無線通信技術を用いたマルチメディアの利用が増えており, 効率よく通信帯域を利用できるようにする方法が望まれています.

マルチキャリヤ方式と呼ばれる方式の多くは, 各キャリヤが直交するように周波数間隔を選びます. この周波数間隔を狭めると, 通信帯域を狭めることは可能になりますが, 直交性が崩れ各キャリヤがお互いに干渉し合うようになります. 浜村研究室では, キャリヤ間の干渉を認めることによって新たな価値を付加することが可能になる高密度キャリヤ信号・変調について研究しています.

 

アンテナ異種メディア情報通信

近年のインターネット普及に伴い大容量の情報伝送を実現するため, 光ファイバーネットワークが注目されています. 浜村研究室では, 光CDMAなどの光通信について研究しています.

また, 日本の周辺海域でのエネルギー資源の発見や, 南海トラフ巨大地震を始めとする地震調査など海洋探査技術の発展が果たす役割は大きなものとなっています. 現在多くの場合, 海中間や海中と海上や陸上などの通信はケーブルを介して行われています. しかし, 行動範囲や自由度の点から無線通信が望まれていることから, 浜村研究室でも近年, 海中無線通信について研究しています.

 

他にも多くの最新研究を行っています!